ダニー・ザ・ドッグ - もうお年ですか、リンチェイさん。

いつの間にかDVD出てた。

リーリンチェイ(ジェットリー)が大好きで、日本で手に入るリーリンチェイのDVDは全て集めようと思っているりうそうとしては、たとえ監督がリュックベッソンであろうとも買わねばならん。そんなわけで買ったのだ。ヽ( ̄д ̄)ノ
まあ、これまでのMMORPGでもモンクか、接近戦主体の脳筋ジョブを好んで選んできたりうそうである。それくらいのことは何も語らずとも諸兄らには伝わっていることであろう。(って、オマエ他のMMORPGの話なんてした事ないがな!無茶言うな!しかもリーリンチェイの話も殆どしてへんがな!!)(´ー`)y-~~
ただ、もともと映画好きなわけでも無いので、映画館で見ることはほとんど無い。ほとんどの作品はDVDで初めて見ることになる。また、新作映画のチェックもしない(する気が無い)。っちゅーわけで、もしかしたら買い逃してるDVDもあるかもしれないが、とりあえず気にしないことにする。(いや、全部買うつもりなんやったら調べなアカンやろ…)

ちなみになんとなくジャッキーチェンのDVDも揃えてみようかと思ったことがあるが、あまりに作品が多すぎ、とりあえずポリスストーリーだけ買って主題歌を覚えたくらいで止めておいた。(オマエ、そんなん覚えるなよ!)

ワンスアポンアタイムインチャイナのオープニングテーマである「男児當自強」も覚えた(覚えたんか!アホやな!)が、ネタとして披露するにはあまりにも相手と場所を選びすぎる。困ったものだ。(オマエのほうが困った奴や、っちゅー突っ込みは可)

さすがリュックベッソン

いつまで「あのレオンのリュックベッソン」って肩書きを引っ張るかな。それ以降はロクな映画出して無いのか?
今まで見たリュックベッソンの映画でのパターンは、

  • なんか妙な違和感があるカーチェイス(スピード感が無い??)
  • クラッシュしても壊れない車(つーかクラッシュしない)
  • プジョーの車をやたらと使い、無意味にエンブレムをどアップ
  • とりあえずイカれてるか、裸に近い格好の女性が無意味に出てくる
  • 話が面白くない(ぉぃ

といったところ。まあ、数本しか見て無いので全体的にみたらそうでもないのかもしれんが。

今回はカーチェイス無し、プジョーのエンブレムどアップ無し、一応車も壊れた(あまり高級そうな車じゃないように見えるけど。詳しくないのでよく判らん)。ほー、ちょっとちゃうやん、みたいな風には思った。
けど、頭の悪そうなオネーちゃんはやっぱり出てきた。あまり出す意味が無いように思える。…趣味?

アクションシーンが…。

うーん。と唸ってしまう。…悪い意味で。(~ヘ~;)
なんちゅーかなー。もうリンチェイもトシですか、みたいな。動きがあまり速くなく、美しくも無い。キスオブザドラゴンのときはもうチョイ動けてたのになぁ。(~ヘ~;)
動きのダサさに関しては、ひょっとすると役の設定のせいかも知れない。確かに子供のころからチンピラに「闘犬」として育てられ、ケンカ要員に使われてきただけの男が華麗にクンフー使ってもどないやねんって気がしないでも無い。

けどねー。右拳をベシベシベシと3回叩き付けるだけの「だだっこパンチ」が多すぎます。ダサいよ!それじゃ頭悪い坊やのケンカだよ。まあ、そういう役なんだけどさ。(´Д`)y-~~
もうちょっと何とかなりませんか。
今回のアクションシーンでカッコよかったのは地下闘技場で壁を蹴って振り向きざまに繰り出したジャンプキック。そこだけ。(´Д`)y-~~

お話もなんか…。

キスオブザドラゴンの時もそうだったけど、相変わらずパッケージの裏に書いてあるアオリ文句と映画の内容が一致しません。(´Д`)y-~~
「"闘犬"として育てられたダニーが、人生を取り戻すため、愛する人を守るため、自ら首輪を外す!!」みたいに書いてるんですが、中身違いますよ??
首輪外したのヴィクトリア(ヒロイン)やし。全然自分から外してない。しかもアッサリ外しやがんの。せっかく「首輪を付けてると何も出来ないオドオド人間、外してけしかけられると凶暴化」って設定あるのに、外されても一瞬ビクッてなって終わり。そこは一回凶暴化してヒロインを殴っておかないと。(ぇ
で、ベタな展開としては暴れるダニー(ジェットリー)をヴィクトリアの養父サムが必死に諭し、落ち着いたところで首輪をつけてまたオドオド人間に。暴力はダメだ、殺人なんてもってのほかだ、とヴィクトリアとサムに諭され続けながらしばらく共に暮らし、ダニーは普通の人間としての心を取り戻して行く。
で、クライマックスで元飼い主のボスにヴィクトリアとサムが命を狙われ、ここイチバンってところでキメ台詞とともに自ら首輪を外し、ボスに襲い掛かかって派手な乱戦の末、ヴィクトリアとサムを助けるって感じにしていただくと脳筋な私も単純に楽しめたのですが。

途中でボスに再度捕まり、地下闘技場で戦わされるときにダニーが「もう殺したくない!」とか言い出すんですが、殺すことがイケナイことだと学習するエピソードが無いため、「は?いつの間にそんなやさしい人になったの?」と見ているこっちが混乱させられます。(途中で養父がダニーに「スーパーで起こったケンカが怖くなかったのか?」とか問いかける場面がありますが「全然」とダニーが答えてそれっきり。暴力が悪いことだと知る場面は無かったようにおもいます。)


なんつーか、グダグダやなー。みたいな。でも、言うたところで所詮ベッソンやしなー。みたいな。
あんまり映画見ないリンチェイ好きの人間の感想としてはこんな感じ。

ちなみに、シーンの切り替えとか、カメラワークには変に力入れてて、このオッサンはストーリーを伝える気はさらさら無くて、ただ撮影手法を伝えたいだけなのでは、とか思ってしまう。でも、その撮影手法にしても二番煎じな気がしないでも無い。

…さすがベッソン
あまりお勧めはしません。