Web標準化について
ふむ。
それを考えると、「Web標準に則ってるから基本どれででも動くはず。なのでいくつかでテストしますよ。」というは、発注側にとっても受注側にとっても妥当だと思える。
やっぱ仕様に則るのは大切なんよ。
そう。そうなのだ。だからちゃんとHTMLの仕様と思想に則って書く必要があると言ってきたのだ。んで、きっちりXHTMLで書いて、デザインはCSSでやって…そんな気持ちのいいWebアプリケーションの構築が当たり前の世の中になって欲しいと思っている。
いや、XHTMLである必要は無い。フレームが必要ならHTML4.01Frameset + HTML4.01 Transitionalでマークアップすればよい。様々な環境でも見たいってんならXHTMLの方がいいだろうけど。まあいい。とにかく、マトモなマークアップでHTMLを作りたいし、作って欲しい。
「そんなのは理想だ、幻想だ。」と言うかも知れないが、事実W3Cの仕様はそのような方向へ確実に動いている。
HTMLの仕様について。
そんなに「仕様、仕様って、そんなに仕様が大事か!この頭でっかちの知ったかぶりの粘着仕様野郎が!!」とか言わないでほしい。HTMLの仕様は結構まともに出来てる。どういう思想でマークアップすべきか、とかも書いてあるし、一度読んでみるといい。日本語訳も有る。
- W3Cの仕様書等の文書の日本語訳集
- http://www.w3.org/Consortium/Translation/Japanese
あ、XHTML2はまだ読まなくてもいい。まだ勧告されてないし、実装系無いし。でも、興味があるなら読むといい。…英語しかないけど。結構イカス変更が入れられてる。一部意味不明な変更もあるけど、概ねよろしいんでないかな。
勧告されて、実装系が揃ってきたら、個人的には間違いなくXHTML2に移行するだろう。…だって便利そうだもん。
CSSの使い方とか。
HTMLもだけど、CSSもそうだ。うちでの現状、使い方がどうもダメな場合が多い。
CSSファイル開いてみたら、
- 「なんでクラスセレクタを全称セレクタにしか使ってないんだよ!個別の要素に割り当てろよ!」
- 「span.strong{}ってなんだよ!!そんなのstrong要素使えよ!!」
- 「クラス名がxx.class1{} xx.class2{} xx.class3{}…ってそんな連番にしたらどれがどの場合に使うクラスか判らんやろが!!パケかー!!」
とか、そういうのはもう勘弁して欲しい。あと、CSSで全部を指定せずにHTML側での見栄えの指定とCSSでの見栄えの指定が混在してたりな。メンテしようとして発狂しそうになる。
うーん、でもなあ。
そういうマトモなソースで無いとお金を取れないような世の中になると、うちの会社では全然Webアプリの製作請け負えないよなーとかも思う。困ったね。
で、そういうマトモなソースでお仕事する為にはとりあえず、CSSをもっともっと手足のごとく使えないとお話にならない。もちろん俺も含めてな。
HTMLできっちり文書を構造化する人間は、得てしてCSSでのデザイン能力がヘボすぎる様な気がする。この辺を克服できないと、いつまで経ってもtableレイアウトは無くならない。
ブラウザ側の不備もある。
というか今のところ、各要素に対してclassセレクタを使用する(あとは子孫セレクタ位か)方法がスタンダードにはなっているものの、この方法もあまり洗練された物ではないと思っている。
ブラウザ側で対応しているセレクタの種類が圧倒的に少ないのだ。この辺、もうちょっと何とかならんのかー。とは思ってる。IEにしてもFirefoxにしても、各プロパティの対応は進んできてる物の、セレクタの対応状況が相当寒い。この辺がもうちょっとマトモに対応してくれればナァ、とは正直感じる。
これは実際のサイト構築にはそれほど強い関係は無くて、むしろユーザスタイルシートの適用に関してのことだけどな。
ブラウザ依存と言えば。
あとは動的な制御を提供してくれるJavascriptだなぁ。Javascriptに取って変わるような環境に依存しないスクリプト言語はまだでないのかねぇ。仕事嫌いだから全然情報集めてない。syunduelよ、なんぞ知らんかね。